建築テーマ
私の建築テーマとして、「美」を追求することに挑んでいるのですが、あなたにとって美しいとは何でしょうか、また、美しいものは何でしょうか。
この質問に対して、あなたは誰もが納得できる答えを用意する事が出来るでしょうか。
長年、このテーマを追求してきましたが、全ての人が頷ける答えが見つからないのです。
何故かと言うと、この質問の定義と言うものが存在しないからなのです。
ただ、美しいと感じるものは、快い気持ちにさせてくれる物である事は間違いなく、それをどのような感情表現をするかは人それぞれですが、喜びを感じると思います。
例えば、パルテノン神殿を見たとします、始めて見る人によっては、この世のものとは思えない程の神秘的な雰囲気に驚かれるでしょうし、現代にはない構造に感動すら覚えると思うのですが、この感覚と言うのは大多数を占めると思います。
しかし、現代の建築物をみたとしても、そのような感動が生まれないのは何故でしょう。
皆さんも一緒に考えて見て欲しいのですが、雑誌などの写真や本、映像などの情報を通して、実際にあなたの目で見ている建物で、どう言った建築に美しいと感じているのか、一度思い描いて見て欲しいのですが、それがきっと最も美しい風景になるのでしょう。
建築パース制作を依頼する会社の選び方建築パースの選び方
建築の美について
それでは、美について話を深めて行こうと思いますが、皆さんも一度は言った事のある代表的な日本の建物を見比べて見ようと思います。
桂離宮と日光東照宮なのですが、この2つの建築は両極端となっているため、評価も2つに割れるのですが、日光を美しいと感じる人にとっては、桂離宮を生み出そうとする事は無かったでしょうし、桂離宮を美しいと感じる人にとっては、日光東照宮のような物をつくろうという発想にはならなかったはずです。
これほどまでに異なる2つの建築が、同じ時代に出現したというのは、何かを意味しているのだと思います。
今まで建築において培ってきた造形や美意識という感覚は、簡単に変わるものではありませんし、同じ時代に生きている私たちでも、人によって受ける感覚は異なるのです。
また、その人の家に入れば、その人がどのような建築を望んでいるかというものも分かるもので、感覚的では有るのですが、家具の配置状況や、色の使い方など、生活環境の一部が見えるだけでも、好みの建築が分かるものです。
これは大した経験は必要なく、単純に室内はシンプルなのか、装飾が多いのかの違いを見るだけでも、どのような建築を求めているかは察し易いと思います。